ドローンによる外壁調査

建物の維持保全を適正に実施することは、思わぬ事故を防いだり、地震や火災等の災害時の被害を軽減したり、建物の寿命を長持ちさせることにつながります。

ドローン赤外線撮影で外壁点検。足場がいらず極めて安全!

外壁は、年数が経過すると老朽化し、ひび割れや浮き上がり、腐食等が発生します。そのまま放置すると外壁の落下により思わぬ事故が発生し、社会的な責任も問われる場合があります。

日頃から点検、診断し、異常が認められたときは早急に補修・改修をしましょう。

老朽化等が進んでいない建物でも、地震により外壁が落下して思わぬ事故を起こすことがあります。

地震に対する外壁の安全性についても、別途診断評価をしましょう。

ドローン赤外線撮影で外壁点検

ドローンを使用した赤外線外壁調査とは?

現在の建築基準法では、竣工、外壁改修等から10年が経過した建築物は打診や赤外線カメラ等での外壁調査が義務付けられています。

打診方法は建物の立地、形状などの条件によって調査方法が変わってきます。

3階建て程度の建物の場合は、脚立やアップスライダーなどで打診が可能な場合もありますが、5階建て位になるとスカイマスター等の高所作業車を使用して打診調査をすることになります。調査をする際に公道を使用する場合等は、所轄警察署で道路使用許可を取る必要があります。

高層の建物などの地上から調査が困難な場合は、屋上からゴンドラで調査を行ったり、ロープで降下して行うブランコ作業で打診調査を行ったりします。

このような外壁調査では、設備の設置が必要になり調査費用が高くなります。また、点検中の安全面や調査の制度等での問題も多く、調査時間もかかります。

ドローンを使用した赤外線外壁調査のメリット

調査費用の大幅カット
足場やゴンドラ等の足場代を抑えられるため、調査にかかるコストを大幅に削減できます。
安全面のリスクを低減
足場を設置したり、ゴンドラ等を使わないため高所作業の必要がなく安全です。
調査データの正確性
ドローンでの調査では、上下左右の移動が可能で撮影対象に水平に保ったまま撮影ができます。高層階でも地上と同じ角度で高精細な画像が撮れ、目視ではわかりにくい外壁パネルやタイルの浮き等の劣化箇所も赤外線カメラにより発見が可能になります。
調査時間の大幅カット
ゴンドラや足場を組んでの従来の方法で1ヶ月程度かかる調査でも、ドローンを使用した場合1日~2日程度で調査が完了します。